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コロナ禍で減損損失/リゾートT21年3月期

 リゾートトラスト(株)は14日、2021年3月期決算(連結)を発表した。

 当期(20年4月1日~21年3月31日)は売上高1,675億3,800万円(前期比5.3%増)、営業利益147億700万円(同26.2%増)、経常利益174億4,700万円(同41.5%増)、当期純損失102億1,300万円(前期:当期純利益71億3,500万円)。コロナ禍において影響を受けたホテル事業などで、需要見通しが不透明な事業所について帳簿価額を回収可能価額まで減額。減損損失約220億円を計上した。

 主力の会員権事業は、新規開業施設が繰り延べてきた不動産収益を一括計上したことや、海外渡航制限などにより高額ホテル会員権のニーズが高まったことで、セグメント売上高665億2,300万円(前期比70.8%増)、セグメント利益229億5,100万円(同69.3%増)となった。

 ホテルレストラン事業は、新型コロナウイルス感染症による施設休業、消費者マインドの低下により売上高603億2,200万円(同25.2%減)、営業損失61億6,500万円(前期:営業利益9,200万円)にとどまった。

 次期は、売上高1,582億円、営業利益70億円、経常利益67億円、当期純利益47億円を見込む。


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