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三井不、中之島で大阪2拠点目の賃貸ウェットラボ併設施設

「未来医療国際拠点」外観イメージ

 三井不動産(株)は19日、先端医療の研究拠点「未来医療国際拠点」における「産学医連携ベンチャーエコシステム」の運営事業者に決定したと発表。(一社)ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(以下、「LINK-J」)と協業し、大阪2拠点目となる「賃貸ウェットラボ」併設施設を開発する。

 「未来医療国際拠点」とは、最先端の「未来医療」の産業化推進、およびその提供による国際貢献に寄与することをコンセプトに、(一財)未来医療推進機構が全体運営する予定の施設。ゲノム医療やAI診断などの最先端医療を提供する医療機関と、その開発に取り組む企業、ベンチャー、支援機関が集積する全国初の拠点となる予定で、2024年春のオープンを目指している。竣工は24年1月の予定。

 同施設は、京阪中之島線「中之島」駅・「渡辺橋」駅徒歩5分に位置。敷地面積8,600平方メートル、延床面積約5万7,000平方メートル、鉄骨造地上17階建て。

 同社は、3階(1,150平方メートル)、4階(1,150平方メートル)、5階(1,493平方メートル)のフロア運営を担当する予定。フロア内には、「賃貸ウェットラボ(創薬・再生医療等の研究者が液体気体等を使って実験を行なう場)」「コミュニケーションラウンジ」「スタートアップ向けオフィス」が一体となった施設を開設。LINK-Jが提供する交流プラットフォームとともに、ハード・ソフト両面でベンチャーエコシステムを構築していく。


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