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米国コロラド州で集合住宅開発PJに参画/ミサワH

賃貸集合住宅開発PJ完成イメージ

 ミサワホーム(株)は5月31日、米国100%子会社Misawa Homes America, Inc.(MA社)を通じて、米国コロラド州デンバー近郊での賃貸集合住宅の開発プロジェクトに参画すると発表した。

 同社は、米国および豪州において、2018年度に設立した現地子会社を通じて、地元の住宅建設会社に出資、子会社化して戸建住宅を中心に海外事業の展開を推進してきた。今回、米国で、同社初となる賃貸集合住宅の開発プロジェクトに参画し、事業領域の拡大を図る。

 開発地はコロラド州オーロラ市に所在。周辺は空港跡地に01年から17年をかけて次々と再開発が行なわれた大型分譲地で、ダウンタウンまで車で20分ほどと主要勤務地へのアクセスもよく、主な入居者として想定する単身・DINKs世帯の安定した賃貸需要が期待できるエリア。物件の敷地面積3万7,514平方メートル、延床面積3万8,606平方メートル。木造4階建てを4棟開発する計画で総戸数338戸、間取は1LDK~3LDK。ペットスパやBBQ設備を備えたプール、フィットネス、コワーキングスペースなども整備する。

 MA社と三菱商事(株)の米国子会社の不動産投資会社Diamond Realty Investments, Inc.、米国大手デベロッパーTrammell Crow Residentialが共同で出資し、総事業費は約9億3,200万USドル(約103億円)。

 着工は20年8月、竣工は23年2月の予定。なお、同プロジェクトは、竣工前からリーシングを開始し、物件への入居が進んだ段階で投資家等へ一括売却を計画している。


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