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デジタル空間でバーチャル店舗実証実験

Hisaya Digital Park

 三井不動産(株)は3日、愛知県名古屋市の久屋大通公園の北エリア・テレビ塔エリア(以下、Hisaya-odori Park)をデジタル空間上に構築し、バーチャル店舗の運営を通じてエリア回遊性向上および新たな顧客体験の創造を目指す実験を開始した。NTTコミュニケーションズ(株)と共同で行なう。

 再現する空間は、全長約90m、敷地面積約5万4,500平方メートル。CGを使ったVR映像の「Hisaya Digital Park」として再現。実在する8店舗を高精度カメラで360度パノラマ再生した映像を用いることで、ユーザーがスマートフォン、タブレット等からリアリティのあるHisaya-odori Park散策を楽しめるようにする。また、バーチャル空間上では店舗のサービス情報や動画コンテンツも視聴可能とする。

 位置情報データや来店データを統合的に分析。実店舗とバーチャル店舗の相互送客によるユーザー接点の拡大を目指す他、来園者層の違いをユーザーサービスの強化等に役立てる。今後、バーチャル空間を活用したイベントや、リアルイベントとの連携等も行ない、将来的には近隣エリアの活性化にもつなげる。

 実験は、2021年12月31日まで。


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