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芦屋のスマートシティでモビリティ活用した実証実験

実証実験のイメージ

 プライム ライフ テクノロジーズ(株)とパナソニック ホームズ(株)は7日、同社が開発中のスマートシティ潮芦屋「そらしま」(兵庫県芦屋市)内で、モビリティ(移動サービス車)を活用したタウンサービスの実証実験を開始すると発表した。

 地方都市や郊外の住宅地は、都心に比べて住民が利用できるサービス数や種類が限られている他、コロナ禍においては人の移動の制約もあり、さらにサービスを受けづらくなっている。また、事業者にとっても、店舗での営業時間の短縮や来店者数の減少による売り上げダウンが問題になっていることから、こうした問題を解消するため、今回の実証実験を実施。モビリティによるサービス提供の有効性や事業性を検証していく。

 実証実験では、「そらしま」内の土地に、フードトラックや音響ルーム、ペット用品販売といったさまざまなコンテンツを搭載したモビリティを誘致。住民はまちの外へ移動することなく気軽にサービスを受けることができる。また、事業者にとっても効率的なサービス提供や土地の有効活用にもつながるといったメリットがある。

 サービスの企画は日本最大級のモビリティビジネス・プラットフォーム「SHOP STOP」を運営する(株)Mellowと共同で実施。インターフェイスとして同社のスマホ版アプリ「SHOP STOP」を活用する。

 実施日は6月19日~8月8日で、週末を中心に展開する。


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