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新築小規模木造戸建て、価格は上昇傾向

 (株)東京カンテイは9日、2021年5月の主要都市圏別・新築小規模木造一戸建て住宅平均価格動向を発表した。敷地面積50平方メートル以上100平方メートル未満、最寄り駅からの所要時間徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物ともに所有権の物件が対象。

 首都圏の平均価格は4,534万円(前月比1.9%上昇)と上昇に転じた。都県別では、東京都は5,429万円(同5.5%上昇)と3ヵ月ぶりに反転上昇。神奈川県は4,062万円(同3.8%下落)と3ヵ月ぶりに反転下落した。千葉県は3,696万円(同2.0%下落)と2ヵ月連続の下落。埼玉県は3,883万円(同1.9%上昇)と上昇に転じた。価格には緊急事態宣言や蔓延防止等重点措置等の影響はみられなかった。

 近畿圏は3,474万円(同1.5%上昇)と2ヵ月連続で上昇。府県別では、大阪府は3,296万円(同0.9%上昇)と2ヵ月連続で上昇。兵庫県は3,970万円(同1.8%上昇)と4ヵ月連続で上昇した。京都府は3,517万円(同2.4%下落)と反転下落。前月に引き続き、上昇傾向が継続している。

 中部圏は3,721万円(同1.9%上昇)、愛知県は3,841万円(同2.9%上昇)といずれも反転上昇した。


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