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新築木造一戸建て価格、首都圏は連続下落

 (株)東京カンテイは9日、2021年5月の主要都市圏別・新築木造一戸建て住宅平均価格動向を発表した。敷地面積100~300平方メートル未満、最寄り駅からの所要時間徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物ともに所有権の物件が対象。

 首都圏の平均価格は3,673万円(前月比1.2%下落)で、連続下落となった。都県別では、東京都が4,479万円(同2.6%下落)と、3ヵ月ぶりに反転下落。神奈川県は3,915万円(同0.1%下落)と、2ヵ月連続で下落した。千葉県は3,189万円(同0.1%上昇)と反転上昇。埼玉県は3,281万円(同1.8%下落)と、3ヵ月ぶりの反転下落となった。4月25日に東京都で3度目の緊急事態宣言が発出され、2度の延長があった影響で、5月の分譲戸数は再び減少。価格も弱含む傾向が続いている。

 近畿圏は3,181万円(同2.1%下落)と反転下落。府県別では、大阪府が3,402万円(同3.4%下落)、兵庫県が3,138万円(同4.8%下落)と、いずれも反転下落した。京都府は3,501万円(同0.6%下落)と、2ヵ月連続の下落となった。4月に発出された緊急事態宣言の影響で、価格は低調に推移。3主要府県すべてで下落した。

 中部圏は3,144万円(同1.9%上昇)と、4ヵ月ぶりに反転上昇。愛知県は3,357万円(同2.5%上昇)と、2ヵ月連続の上昇となった。

 福岡県は3,185万円(同4.7%上昇)と、反転上昇した。


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