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20年度のリフォーム等工事受注高は16%減

 国土交通省は10日、2020年度計の建築物リフォーム・リニューアル調査結果を発表した。調査期間は20年4月1日~21年3月31日。同期間に元請として受注した増築、改築、改装工事などを対象に、建設業許可業者5,000者に調査した。

 20年度計の建築物リフォーム・リニューアル工事の受注高は10兆6,355億円(前年度比16.5%減)。住宅に係る工事は3兆1,898億円(同8.7%減)、非住宅建築物は7兆4,457億円(同19.5%減)となった。

 工事種類別では、住宅は「増築工事」が593億円(同10.7%減)、「一部改築工事」が1,006億円(同19.2%減)、「改装・改修工事」が2兆2,871億円(同13.0%減)、「維持・修理工事」が7,428億円(同10.2%増)だった。
 非住宅建築物は、「増築工事」が3,396億円(同36.7%減)、「一部改築工事」2,102億円(同6.6%減)、「改装・改修工事、維持・修理工事」が6兆8,959億円(同18.7%減)。

 工事内容をみると、受注高については住宅は「一戸建て住宅」(1兆7,778億円、同4.5%減)、「共同住宅」(1兆3,157億円、同14.4%減)の順に多かった。非住宅建築物は、「事務所」(1兆6,230億円、同18.2%減)、「生産施設(工場、作業上)」(1兆4,052億円、同25.9%減)の順に。

 なお、20年第4四半期(調査期間:21年1月1日~3月31日)の受注高は2兆7,323億円(前年同期比17.0%減)。このうち住宅に係る工事は7,794億円(同6.4%減)、非住宅建築物は1兆9,529億円(同20.6%減)だった。

 工事種類別では、住宅の「増築工事」が142億円(同3.2%減)、「一部改築工事」が210億円(同9.9%減)、「改装・改修工事」が5,578億円(同10.7%減)、「維持・修理工事」が1,864億円(同9.7%増)となった。
 非住宅建築物は、「増築工事」が703億円(同45.4%減)、「一部改築工事」が420億円(同30.6%減)、「改装・改修工事、維持・修理工事」が1兆8,407億円(同19.0%減)。

 工事内容をみると、受注高は住宅は「コンクリート系構造」の「共同住宅」(3,315億円、同1.2%減)、「木造」の「一戸建住宅」(3,298億円、同4.7%減)の順に多い。非住宅建築物は、「コンクリート系構造」の「事務所」(3,363億円、同6.5%減)、「鉄骨造」の「生産施設(工場、作業場)」(2,364億円、同14.3%減)の順。


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