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「KOIL」シリーズ初の屋外施設オープン/三井不

「KOIL MOBILITY FIELD」

 三井不動産(株)は、開発途上のロボットやドローンなどのモビリティの開発をサポートする「KOIL MOBILITY FIELD(コイル モビリティ フィールド)」を15日に柏の葉スマートシティ(千葉県柏市)内にオープンする。2014年4月開業のインキュベーション施設「KOIL」、21年1月開業のオフィス「KOILTERRACE」に続く「KOIL」シリーズの施設であり、初の屋外施設。

 開発中ロボットを安全に、使い勝手よくテストできる“開発検証フィールド”として運用する。柏の葉ではこれまでも多くの実証実験やロボット開発の相談が寄せられてきた。しかし公道を利用する開発検証や実証実験では、行政などとの手続きに時間がかかるため、スピード感を求めるベンチャー企業のニーズに応えられないということが課題として挙げられていた。特にドローンの場合は、機体の暴走防止のために全面をネットで覆った緩衝ネット付き飛行場でのテスト環境が求められ、そうした場所の確保は容易ではなかった。

 そこで「KOIL MOBILITY FIELD」では、迅速・簡易な手続きで開発検証ができ、使い勝手のよいテスト環境を整備。新産業創出を加速させる。

 柏の葉スマートシティの「イノベーションキャンパス地区」内135街区内に立地。敷地面積6,545平方メートル。自動運転、走行中ワイヤレス給電などの検証ができる「モビルティサーキット」、緩衝ネット付き飛行テスト施設「ドローンフィールド」、ロボット草刈り機の開発に適した「草刈りフィールド」、モニターや充電環境を備えたコントロールルーム「作業室(トレーラーハウス)」で構成。運営はドローンワークス(株)に委託する。

 今後も、開発・実験をサポートする各種施設をオープンさせる計画。


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