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宇都宮駅前の複合施設、テナントと「まちづくり協定」

複合施設の完成イメージ

 住友商事(株)は22日、宇都宮市が推進する「宇都宮駅東口地区整備事業」(栃木県宇都宮市)において、同社が開発する複合施設の主要出店テナントを決定。テナントとまちづくりの検討を連携して行なうため、まちづくり協定を締結した。

 同事業は、宇都宮市が「宇都宮の未来を拓く新たな魅力の創造・交流とにぎわいの拠点」に位置付ける整備事業。北関東最大級の収容人数となるコンベンション施設や、新たな交通網となるLRT(次世代型路面電車システム)、開放的な交流広場や高度専門医療の拠点となる病院、ライフスタイル型商業施設、オフィスなどを官民連携で開発していく。

 同社は2018年5月に同市が実施した事業者公募で、野村不動産(株)を代表企業とする企業グループの一員として優先交渉権者に選定。1~6階を商業施設、5~14階をホテルで構成する複合施設の開発、隣接する立体駐車場の整備を担当する。

 施設はJR「宇都宮」駅、LRT停留場と直結。敷地面積約7,700平方メートル、延床面積約3万7,400平方メートル、鉄骨造地上14階建て。商業施設には、スーパーマーケット「ヨークベニマル」などが出店する。ホテルは「カンデオホテル宇都宮(仮称)」(客室数288室)で、客室面積は18~20平方メートル。露天風呂付きの大浴場や、展望レストランも設ける。

 竣工は22年7月、開業は同年8月の予定。


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