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ローカル5G等を活用した実証実験/森ビル

 森ビル(株)は23日、イーヒルズ(株)、パナソニック(株)と共同で、「プライベートLTE/ローカル5G」を活用した、高セキュリティかつ高速・大容量通信の実証実験を開始したと発表。

 プライベートLTEとは、免許不要の通信方法で、外来ノイズが少ない周波数帯を用いているため無線干渉が少なく、通信キャリアに依存せず利用者が利用目的に合わせた独自のクローズドな無線通信ネットワークを構築できる。「ローカル5G」は、「高速・大容量」「低遅延」「多数同時接続」の特徴を持つ、地域や特定の敷地にエリアを限定し、使用する通信システム。プライベートLTE同様、クローズドで高セキュリティかつ高速な通信環境を構築可能で、自治体や企業が特定の範囲内に独自の5Gネットワークを構築し、使用できる。

 今回の実証実験では、デバイスへSIMを入れることで自社イントラネットへの接続を可能とし、セキュリティ環境を担保。オフィスビルやワークスペースのインフラとして整備・提供することで、テナントのワーカーが自宅やサテライトオフィスなどからでも、特別な操作をする必要なく安心・安全な通信が可能となる。ビル運営・管理の面でも各種IoT機器に接続することで、効率的で低コストなビル運営・管理システムを実現できる。

 虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー内「ARCH」含む4物件で実施する。テナントサービスとしての有効性とビル運営管理システムのDX化を検証。期間は2021年4~12月。


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