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平和不、兜町の近代建築をリノベ

外装材を撤去し、竣工時のモザイクタイルを再び表に出すことで、周辺の歴史的な建物との調和を図った

 平和不動産(株)は3日、既存の「兜町平和ビル」(東京都中央区)の低層部店舗をリノベーションしたと発表した。東京都の「リノベーション・モデル事業」を活用したもので、同社がまちづくりを進める日本橋・兜町エリアの価値向上を図る。

 同ビルは1972年に竣工。28年竣工の「日証館」や23年竣工の「K5」など、歴史的建築物が集積するエリアであり、同ビルも昭和初期まで「第二日証館」が建っていた敷地に建っている。今回、事務所から店舗への用途変更に伴い、1階部分を店舗に改修し、周囲の歴史的建築物との調和を図りながらまち並みの形成に寄与する。

 「街並みとひととの居場所の連続性をつくる」をデザインコンセプトとして、(1)既存建物の特徴・価値を継承する、(2)まち並みとの連続性をつくる、(3)滞留空間を形成し、にぎわいを創出する、の3点をデザイン方針としてリノベーションを行なった。

 外装材でカバーしていた既存のタイル外壁を再び表面に出すことで、建物そのものが持つ歴史的価値を継承するとともに、基壇やサッシのラインを周辺の建物と合わせることで、まち並みに連続性を創出する。また、オープンスペースやベンチの設置によって人が集まる空間づくりを行なっている。


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