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三菱地所、現実と仮想を融合するサードプレイス検証

リアルな「3×3 Lab Future」(写真右)に行かなくても、リアルとバーチャルを融合させた空間(写真左)でコミュニケーションができる

 三菱地所(株)と(一社)大丸有環境共生型まちづくり推進協会(エコッツェリア協会)、Tokyo Marunouchi Innovation Platform(TMIP)は16日、業種業態横断的な交流・活動拠点「3×3 Lab Future」(東京都千代田区)において、コニカミノルタ(株)の「XR OFFICE」によってリアルとバーチャルを融合させたスマートサードプレイスの提供を開始した。

 「XR OFFICE」はリアルとVR・MRをデジタルで融合させ、「リアル」な現場の価値等を時間的・物理的・心理的距離から解放したワークプレイスを実現する、現在検証中のソリューション。自動翻訳機能を持たせることで、言葉の壁も超えられ、没入感のあるコミュニケーション等が可能になる。活動はデジタルで記録され、そうした活動から生まれた知識の共有も容易になる。

 今回の取り組みでは、実際に「3×3 Lab Future」に行かなくても、バーチャルで施設を身近に感じられる仕組みや空間を提供する。リアルとバーチャルが融合した空間でのコミュニケーションを実現し、新たな交流スペース・サードプレイスの在り方を提案・検証していく。今後、「3×3 Lab Future」個人会員向けのイベントプラットフォームやコミュニケーションツールとして提供する予定。


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