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上場企業の女性役員比率、不動産業は最低

 (株)東京商工リサーチは16日、上場企業の「女性役員比率」に関する調査結果を発表した。2021年3月期決算の上場企業2,220社が対象。

 上場企業の女性役員比率は7.4%(前年比1.4ポイント上昇)。2,220社の役員総数は2万4,777人(同1.3%減、338人減)。女性役員数は1,835人(同比20.8%増)と、上場企業では女性役員の登用が少しずつ進んでいる。女性役員のいない上場企業は965社(同15.3%減、175社減)。前年、女性役員数がゼロだった1,140社のうち、新たに女性役員が誕生したのは189社だった。

 産業別の女性役員比率は、3年連続で全10産業が前年を上回った。最高は電気・ガス業11.0%(前年:9.3%)、最低は不動産業6.2%(同:5.3%)だった。女性役員ゼロ比率は、不動産業が57.1%(28社、同:53.0%)と最も高く、唯一50%を超えた。


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