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「有楽町ビル」「新有楽町ビル」の建替計画に着手/三菱地所

現在の「有楽町ビル」
現在の「新有楽町ビル」

 三菱地所(株)は28日、東京都千代田区に所有する「有楽町ビル」および「新有楽町ビル」の建て替えに着手すると発表した。

 両ビルともJR「有楽町」駅前に位置。「有楽町ビル」は1966年竣工、敷地面積3,551.46平方メートル、延床面積4万2,159.08平方メートル、鉄骨鉄筋コンクリート造地上11階地下5階建て、「新有楽町ビル」は67年竣工、敷地面積7,233.26平方メートル、延床面積8万3,023.27平方メートル、鉄骨鉄筋コンクリート造地上14階地下4階建て。

 いずれも築50年以上経過しており、テナントニーズの高度化や脱炭素社会実現への対応強化、災害時における事業継続性を意識した防災機能の強化等の機能更新を図る。
 また、同社は2020年以降の丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町)におけるまちづくりを「丸の内NEXTステージ」と位置付け、有楽町エリアを重点更新エリアの一つと定めている。19年12月には、有楽町エリア再構築に向けた先導プロジェクト「Micro STARs Dev.(マイクロ・スターズ・ディベロップメント)」を始動しており、新しい才能を発掘し活躍の場を創出するクリエイティブなまちづくりを推進すべくさまざまな企画を展開してきた。今回の建替計画は、有楽町エリア再構築において第1弾となる新築ビルであり、「有楽町Micro STARs Dev.」の各種取り組みを踏まえ、同エリアの再構築を牽引する旗艦ビルとして計画を推進していく。

 23年を目途に両ビルを閉館する予定。建替計画の具体的な内容ついては、今後、検討を進めていく。


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