三井不動産（株）は、東京港区芝5丁目での新築オフィスビル計画の名称を「田町M-SQUARE」に決定、2日に着工した。
JR「田町」駅徒歩3分、都営地下鉄三田線・浅草線「三田」駅徒歩2分。敷地面積約1,790平方メートル、鉄骨造地上11階建て、延床面積約9,920平方メートル。
脱炭素社会の実現に向けて同社のオフィスビルでは初となるZEB Ready認証を取得する予定。ZEB Readyとは、快適な室内環境を実現しながら、建物で消費するエネルギーをゼロにすることを目指した建物。認証取得に向けて、共用部ではLED照明や人感センサーを導入し、専有部ではLED照明や昼光センサー、高効率室外機の導入に加え、適正な照明照度の設定を実施。さらに、ペリメーターゾーンの負荷低減に資する外装デザインの採用により、高い環境性能を実現。年間一次エネルギー消費量を同水準の標準的な建物と比べて50％以上削減する。
ビル東側には敷地面積の約3割を占める500平方メートルの広場空間を確保。大部分を緑化し、仕事・休憩できるファーニチャーを配置することで、オフィスワーカーが快適に過ごせる場を創出する。キッチンカーの乗り入れ場所の確保やイベント時のビル1階の共用ラウンジとの一体利用等、にぎわい創出にもつなげる。11階には、テナントワーカー限定のカフェスペースも開設する。
感染症対策として、感染メカニズムに着目。非接触式エレベーター・高性能フィルターの導入、トイレへの抗菌部材の使用などで感染防止を図る。
竣工は2022年10月の予定。
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