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CVC通じ不動産管理ベンチャーに出資/野村不

 野村不動産ホールディングス(株)は5日、AI搭載の不動産管理プラットフォームを開発・運営する(株)THIRD(東京都新宿区、代表取締役社長:井上 惇氏)への出資および業務提携契約を締結した。

 新事業・サービス創発の促進等を目的に、2018年に立ち上げたコーポレートベンチャーキャピタルファンド「NREGイノベーション1号投資事業有限責任組合(以下、CVC)」を通じての拠出。THIRDを含め7社に出資している。

 THIRDは、不動産管理に必要な一連の業務を1つのシステム上で完結させるSaaS型ソフトウェア「管理ロイド」を展開。コロナ禍での不動産管理業務の抜本的な効率化・ペーパーレス化や現場情報の遠隔確認等のニーズの高まりも追い風となり、21年7月末時点で1,000社以上の不動産管理会社の導入されている。

 野村不動産HDでは、THIRDの高いAI開発力と豊富なコンストラクション・マネジメント経験によって不動産管理・修繕業務を高度に理解している点を評価。すでに同社グループでビル管理事業・マンション管理事業を行なう野村不動産パートナーズ(株)の管理物件に「管理ロイド」の導入を進めている。


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