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地震対策をテーマに親子向けオンラインプログラム/森ビル

昨年よりオンラインでの開催をスタート
安全・安心な「街」や「建物」、「日々の備え」 について、親子で学べる機会を提供

 森ビル(株)は10日、「ヒルズ街育プロジェクト」のオンラインプログラム「震災対策を学ぼう! 安全と安心のヒミツ探検ツアー」を開催した。

 「ヒルズ街育プロジェクト」は、まちづくりのノウハウを子供たちに伝え、楽しく学びながら次世代の都市のあり方を考える機会として実施している親子向け無料プログラム。2007年に開始し、毎年1,500名以上の親子が参加している。コロナ禍で従来型のツアー開催が難しい中、昨年よりオンライン開催をスタートした。

 今回は、「地震」をテーマに、小学校4~6年生および保護者向けに、約70分のレクチャーとワークショップを実施。事前に自宅に送付される「実験教材」や「ヒミツの備蓄キット」(六本木ヒルズに備蓄されている震災備品の一部)を活用し、夏休みに自宅にいながら安全・安心な「街」や「建物」、「日々の備え」 について、親子で学べる機会を提供した。震災対策クイズやチャットによる質問コーナーなど、オンラインならではの双方向コミュニケーションも取り入れた。

 夏休み期間だったこともあり、従来よりも多くの子供たちが参加。東京や関東圏以外に、宮城、長野、愛知、三重、大阪、福岡、大分からも参加があったという。参加者たちからは、「実際に子供と一緒に授業を受けてみると、思った以上に夢中になれてよかった」(保護者)、「クイズは意外な答えがいっぱい。実験で、建物の高さによって揺れ方に違いがあることを知ることができて良かった」(子供)、「アルミブランケットは、あんなに薄いのに意外に暖かくて驚いた」(子供)など、さまざまな声が挙がっている。

 なお、同プログラムは23日にも開催する予定。


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