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三井不レジ、武蔵小杉に「住まいのサードプレイス」

「イエチカBASE」のワークスペース(左)とコミュニティスペース(右)

 三井不動産レジデンシャル(株)は17日、「Life-stylingプロジェクト」を始動すると発表した。

 1月にリブランディングした全住宅事業のブランドコンセプト「Life-styling × 経年優化」を、具体的なプロジェクトに落とし込むもので、変化するライフスタイルに合わせた最適なソリューションと、フレキシブルな新しい暮らし方を提案するのが狙い。

 同社が実施したオンラインインタビューにて、仕事以外の目的でも手軽に利用できる空間のニーズがあることが分かったことから、住宅の専有部や集合住宅の共用部に一律用意することが難しいスペースに対するニーズに対応する。初弾として三井不動産グループの会員制サービス「三井のすまいLOOP」会員を対象にすまいのサードプレイス「イエチカBASE」(川崎市中原区)を8月23日にトライアルオープンする。

 同施設は、JR「武蔵小杉」駅近くに立地。コロナ禍で需要が高まっているテレワークスペースやスタディスペースに加え、子供連れで地域住民が交流できるコミュニケーションスペース等で構成。気軽に利用できる「住まいの延長」として提案する。「働く」「憩う」「楽しむ」といった人の行動を軸に、空間を構成。時間貸しだけでなく、1日中利用することも可能にしている。

 なお同社では、同プロジェクト第2弾の取り組みとして、都心や地方都市を中心に展開している同社の賃貸マンション「パークアクシス」やグループ企業、パートナー企業の施設を活用した「多拠点居住サービス」のトライアルを計画している。


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