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兵庫で物流施設を竣工/プロロジス

「プロロジスパーク猪名川2」外観

 プロロジスは26日、マルチテナント型物流施設「プロロジスパーク猪名川2」(兵庫県川辺郡)を竣工した。

 同施設は、新名神高速道路「川西IC」より約3分に立地。大阪市内への配送はもちろん、京都・神戸へも約50分以内で対応できる。敷地面積は約8万5,380平方メートル、延床面積約15万8,644平方メートル、鉄骨造地上5階建て。11月に竣工予定の「プロロジスパーク猪名川1」と併せ、西日本全域をカバーできる新たな物流ハブと位置付ける。

 1フロア最大約8,000坪を確保。ダブルランプウェイにより各階に45フィートコンテナセミトレーラーおよび21mフルトレーラーがアクセスできるようにした。トラックバースは合計238台を設置し、「ホワイト物流」推進の一環として、トラック受付システム(MOVO Berth)利用者のためのトラック受付場と34台分の大型車待機場も整備。最上階には、カフェテリアや売店を設置した。

 入居企業のBCPをサポートするため、非常時の発電機燃料として地下に大型オイルタンクを設置。有事の際に入居企業の事務所エリアなどへ最大7日間電力が供給できる。備蓄燃料は同施設内のみならず、同社が運営する物流施設への移送や、猪名川町への提供も想定。物流施設への大型オイルタンクは同社初の試みとなる。

 ホームセンター運営の(株)ビバホームなど、すでに賃貸面積86%が契約済み。引き続き入居企業を募集する。


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