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三井不、物流企業Gと福岡で施設開発

「MFLP・SG リアルティ福岡粕屋」完成イメージ

 三井不動産(株)は26日、BTS型物流施設「MFLP・SG リアルティ福岡粕屋」(福岡県粕屋郡)の起工式を執り行なった。佐川急便(株)などで構成するSGホールディングスグループの不動産会社である(株)SGリアルティとの共同事業。両社の共同事業は初めて。

 三井不動産は、総合ディベロッパーとして幅広い顧客ネットワークと、先進的な物流施設を開発してきた実績を持つ。SGリアルティは、物流企業グループとして、グループの物流インフラを不動産の視点から支えており、運輸・物流における豊富な経験やノウハウを生かした開発実績があることから、両社の強みを結集させ、より先進的かつ高品質な物流施設開発を目指す。プロジェクトマネジメントを三井不動産が、竣工後の運営・管理をSGリアルティが担う。

 計画地は、九州自動車道「福岡IC」より約1kmに位置。佐川急便の営業所跡地約1万7,900平方メートルを再開発し、延床面積約3万6,000平方メートル、鉄骨造地上4階建ての施設を建設する。倉庫スペースは各フロア有効高さ6.5mを確保。全館LED照明や非常用発電機を採用し、BCPにも配慮する。休憩スペースや会議室、応接室も整備し、ワーカーの働きやすさも実現する。

 (株)日立物流九州が一棟賃借する。同社にとって福岡エリア最大の物流施設となる。竣工は2022年9月を予定。


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