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RPA・AIで業務効率化。3ヵ月で6,000時間削減

 ケイアイスター不動産(株)は8月31日、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)と、AI-OCR(AIによる光学文字認識)の活用によって2022年3月期第1四半期の3ヵ月で約6,000時間の工数削減に成功したと明らかにした。

 同社は19年7月にIT成長戦略として「生産性向上による高回転経営」を掲げ、専門部署を設置。主力の新築戸建分譲事業の管理データの集計・分析、販売棟数拡大に伴う業務・人員コストの増大に対して、これらのデジタル技術を活用して効率化。市町村ごとに異なるフォーマットの固定資産税清算手続きや、定期点検サービス依頼書入力などといった作業を自動化し、生産性向上や作業時間の削減と正確性アップを進めている。このほかにも、単票から一覧・一覧から単票への転記など、従来は人が手作業で行なっていた業務を自動化したほか、工程管理のシステム化なども進めている。

 現在は62体のロボットが稼働中。20年2月の本格運用開始以来、これまでに削減した工数は約2万時間。今後、社内各部署から寄せられる業務自動化ニーズに迅速に対応することで、22年3月期は約3万時間の工数削減を計画する。


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