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戸建注文の受注棟数・金額、予想を上回る/住団連

 (一社)住宅生産団体連合会は8月31日、2021年度第2回「住宅業況調査」(21年4~6月)の結果を発表した。

 会員各社の支店・営業所・展示場等の営業責任者を対象に、四半期ごとに住宅市場の業況感についてアンケート調査を実施。今回のアンケート回答者数は、「戸建注文住宅」が362、「低層賃貸住宅」が131。それぞれ総受注棟(戸)数、総受注金額について、四半期の実績が直前の四半期実績と比較して、上がった・下がったかを5段階で評価したものと、次の四半期終了時点の予想を5段階で評価。評価ポイントは指数化した。

 「戸建注文住宅」は、前期(21年1~3月)比で、受注棟数がプラス17ポイント(前期:プラス16ポイント)、受注金額プラス20ポイント(同:プラス8ポイント)となり、見通しを上回った。

 次期(同7~9月)は、受注棟数プラス16ポイント、受注金額プラス10ポイントの見通し。

 顧客動向については、見学会・イベント等への来場者数は、「増加」の回答割合が19%(同:22%)、「減少」が41%(同:42%)となった。全体の引き合い件数は、「増加」が23%(同:34%)、「減少」が26%(同:22%)となった。

 「低層賃貸住宅」は、受注棟数プラス10ポイント(同:プラス5ポイント)、受注金額はプラス11ポイント(同:プラス13ポイント)となった。

 次期は、受注戸数プラス19ポイント、受注金額プラス23ポイントと、戸建て同様にプラスの予測。

 顧客動向については、見学会・イベント等への来場者数は、「増加」が11%(同:18%)、「減少」が30%(同:28%)となった。全体の引き合い件数は、「増加」が14%(同:22%)、「減少」が28%(同:31%)となった。


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