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大阪府公社、箕面の団地建て替えを始動

現在の「みのお・B・C団地」外観

 大阪府住宅供給公社は、老朽化の進む「みのお・B・C団地」(大阪府箕面市、総戸数440戸)の建替事業を始動した。

 同団地は、1962年築。阪急箕面線「箕面」駅より徒歩10分で、敷地面積は約3万2,000平方メートル、鉄筋コンクリート造4階建ての建物20棟で構成している。建て替え後は、鉄筋コンクリート造5階建ての建物で、総戸数162戸。専有面積は50平方メートル(123戸)、55平方メートル(25戸)、60平方メートル(14戸)とする計画。

 建て替えコンセプトを「『潤環』育む集合住宅~暮らしの潤いが巡る」として、若年層やファミリー層などが安心して暮らせる新たな住宅として供給する。玄関・サッシのダブルロックやエントランス・エレベーターでは非接触操作といったセキュリティ設備を導入する予定。また、防災倉庫や太陽光発電・蓄電池といった災害時の備えも充実させる。平時は太陽光・蓄電池を集会所等の電力供給に活用するという。

 同公社では、事業実施に当たり民間のノウハウを活用するため、建替事業提案競技を実施。箕面市の自然と魅力的な空間を創出するランドスケープデザインの導入や、地域住民を含めたにぎわいの空間創出などといった視点を提案に求める。

 提案競技の募集要項は同公社ホームページを参照。2022年3月下旬に事業者を選定し、23年春の着工、24年夏の竣工を予定する。


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