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「生きている間の発見」より「遺体の放置」を不安視

 (株)R65は12日、「孤独死に関する意識調査」の結果を公表した。全国の65歳以上の単身世帯・夫婦世帯・その他の世帯を対象に、8月31日~9月2日の期間、インターネット上でアンケート調査を実施した。有効回答数は1,284名。

 孤独死の危険がある出来事(病気・災害・事故等)が発生した場合の懸念事項を問うと、「長期的に遺体が放置されること」が41.1%、「生きている間に見つけてもらえないこと」が25.1%となり、生前の発見よりも遺体の長期放置を懸念する人が多いことが分かった。特に単身高齢者世帯は、「長期的に遺体が放置されること」を懸念する人が多い傾向にあった。

 「どこで亡くなるのが理想か」という質問では、全体では50.2%が「自宅」を選択。「病院」は24.1%、「施設」は5.0%だった。一方で、単身高齢者世帯だけを見ると、「自宅」は42.3%に減少し、「病院」が28.4%に増加することから、同社では、「単身高齢者が最も遺体の長期放置を懸念することから、他者への迷惑がかかりづらい病院を望む人が多くなったのではないか」とみている。


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