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竹芝エリアでグリーンスローモビリティ活用した実証実験

 東急不動産(株)および東日本旅客鉄道(株)、(一社)竹芝エリアマネジメントなどの6者(※)は27日、東京都港区でグリーンモビリティを活用した実証実験を行なうと発表した。

 6者が事業主体である東京都港区と連携して、国土交通省の公募「令和3年度グリーンスローモビリティの活用検討の向けた実証調査支援事業」に提案。9月10日に採択されていた。

 対象エリアである「浜松町・竹芝エリア」は海に囲まれているため回遊性が低い。また、「高輪・白金・白金台エリア」は道幅が狭く急勾配の坂道が多く、移動手段が限られ移動効率が低いという交通課題を持つ。そこで、時速20km未満で公道を走ることができる電動車を活用した移動サービス「グリーンスローモビリティ」を運行することで、地域の交通課題および旅行者・居住者が近隣地域の観光を楽しむためのマイクロツーリズム促進による地域の活性化を目指す。

 「浜松町・竹芝エリア」では11月12~22日の期間、スマホアプリで乗車予約できるオンデマンドモビリティにより、同エリアにおけるラストワンマイルの移動手段を提供。東京タワーやウォーターズ竹芝、東京ポートシティ竹芝等に停車する。

 「高輪・白金・白金台エリア」では11月24日~12月6日の期間、1週約30分、60分の2種類のルートを設けて、乗客同士のコミュニケーションが弾むようなコンテンツも提供。高輪ゲートウェイ駅や八芳園、グランドプリンスホテル高輪等に停車する。

 今回の実証実験を通して、都心における新たなモビリティ活用の可能性を検証するとともに、マイクロツーリズムの促進を図り、両エリアの活性化につなげていく。

(※)東急不動産(株)、日本旅客鉄道(株)、(一社)竹芝エリアマネジメント、MONET Technologies(株)、KDDI(株)、(株)kmモビリティサービス

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