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JR「福山」駅前の再開発で商業施設を着工

「三之丸町一番地区再生事業」北棟外観イメージ

 穴吹興産(株)、トモテツグループ、(株)キョーエイネクストは28日、「三之丸町一番地区再生事業」(広島県福山市)北棟の建設工事を11月に着工、同月9日に起工式を行なうと発表した。

 JR「福山」駅南口駅前広場に面した約0.3haの区域の再開発プロジェクトで、2019年度より事業を推進している。安全・安心な歩行空間の確保や都市型住宅の供給により、福山駅前エリアのにぎわいを創出し、緊急時の防災拠点としてまちづくりの一端を担い、地域の魅力・活力の向上を図る。

 北棟・中棟・南棟の独立した3棟の建物配置で、北棟は高さ約86m、地上25階建ての複合施設を開発する。建築面積1,464.97平方メートル、延床面積2万2,997.38平方メートル、地上25階建て。1・2階は、周辺敷地とのつながりを取り込む商業施設として、歩道や駅前広場とシームレスにつなげる。3階はアフターコロナを見据え、働き方に対応してコワーキング機能を備えたオフィスや住宅共用施設を配置。4階以上に約191戸の住戸を設ける。11階は福山城を望むビューラウンジ(居住者用)とし、災害時の帰宅困難者の一時滞在施設の機能を持たせる。
 竣工は2023年度内の予定。

 なお、中棟に関しては6月に建築工事を着工しており、1・2階が商業施設、3~9階がオフィス、10階が商業テナントとなる。南棟については、1・2階が商業施設、3~5階をオフィスとする。独立した3棟の建物だが、2階部分をデッキでつなぐことで商業施設の一体感を醸成する。


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