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今後開発する住宅全物件に太陽光パネル/東急不

太陽光パネル設置イメージ

 東急不動産(株)は15日、今後同社が開発する分譲マンション「BRANZ(ブランズ)」、高級賃貸マンション「COMFORIA(コンフォリア)」、学生向け賃貸マンション「CAMPUS VILLAGE(キャンパスヴィレッジ)」の全物件で、太陽光パネルを標準搭載すると発表した。

 分譲住宅では、発電した電力を各物件の日中の共用部電灯分の電力の一部として利用し、一部の高額物件では太陽光パネルと蓄電池を併設することで再生可能エネルギーの活用効率を向上させる。手始めに全国で設計中の13物件を対象に、規模に合わせて太陽光パネルを(一部物件には加えて蓄電池を)搭載。同社試算では、2030年には年間約80万kWhの発電により、二酸化炭素(CO2)排出は609t-CO2/年削減できることとなる見通しで、この発電量は原油ドラム缶1,000本分、石炭188 万tの燃焼に相当する。

 また、コンフォリアやキャンパスヴィレッジなどの賃貸物件では原則、屋根の上などの空間を同社再エネ事業「ReENE(リエネ)」の太陽光パネル設置場所として貸し出す「PPAモデル」を導入する。まず、東京都内の渋谷区富ヶ谷、台東区東上野の物件で実施する予定で、今後は「PPAモデル」を活用し、遊休地などを再エネの発電所とすることで、発電能力を高めていく方針。


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