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注文住宅の受注棟数、3期連続プラス

 (一社)住宅生産団体連合会は19日、2021年度第3回「住宅業況調査」(21年7~9月)の結果を発表した。

 会員各社の支店・営業所・展示場等の営業責任者を対象に、3ヵ月ごとに住宅市場の業況感についてアンケート調査を実施。今回のアンケート数(サンプル数)は、「戸建注文住宅」が327、「低層賃貸住宅」が147。それぞれ総受注棟(戸)数、総受注金額について、ある四半期の実績がその直前の四半期実績と比較して、上がった・下がったかを5段階で評価したものと、次の四半期終了時点の予想実績を5段階で評価。評価ポイントについては指数化している。

 「戸建注文住宅」は、新型コロナ感染症による影響により、前期(21年4~6月)比で、受注棟数がプラス11ポイント(前期プラス17ポイント)と、3期連続でプラスだった。受注金額はプラス14ポイント(同プラス20ポイント)、1棟当たりの床面積はプラス3(同プラス9)。

 顧客動向については、「見学会、イベント等への来場者数」は減少(54%)が最も多かったが、「ウェブの引き合い件数」は増加(58%)の回答が最多に。「消費者の購買意欲」は横ばい(56%)が最も多かった。

 次期予想は、受注棟数はマイナス22、受注金額はマイナス7、1棟当たり床面積はマイナス3とすべてマイナス予想。

 「低層賃貸住宅」は、前期比で受注棟数がマイナス1ポイント(同プラス10ポイント)と、マイナスに転じた。受注金額はプラス11ポイント(同プラス11ポイント)、1棟当たり床面積はプラス8(同プラス5)。次期は受注棟数はプラス9、受注金額はプラス14、1棟当たり床面積はプラス8の予想。


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