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30年度までに全マンションをZEH化/阪急阪神不

「ジオ彩都いろどりの丘」外観イメージ

 阪急阪神不動産(株)は22日、同社が開発する分譲マンション「ジオ」の商品企画プロジェクトをリニューアル。全物件で「ZEH-M Oriented」を実現すると発表した。

 同社は2008年より、顧客の要望を集めて検証し、商品企画に反映するサイクル型プロジェクト「geo fit +」をスタート。リニューアルに当たり、住宅に求められる要素を「itsumo(いつも)」(快適さ・便利さ)、「tsunagu(つなぐ)」(持続可能性)、「mamoru(まもる)」(安心・安全)という3つのカテゴリーに分け、持続可能な暮らし・まちづくりを求めるユーザーにきめ細かく対応する。
 また同取り組みを通じ、30年度までに開発するすべての分譲マンションでZEH-M Orientedを実現、住宅性能表示制度における「耐熱等性能等級4」かつ「一次エネルギー消費量等級4以上」の取得を目指す。

 同取り組みの初弾は、開発中の「ジオ彩都いろどりの丘」(大阪府箕面市、総戸数372戸)。大阪モノレール「彩都西」駅より徒歩8分に位置。敷地面積約3万689平方メートル、延床面積約3万4,430平方メートル、鉄筋コンクリート造地上10階地下1階建て。すでにZEH-M Orientedの認定を受けている。
 専有部には床暖房・高効率エアコン・LED照明・エネファーム等の設備を導入し、省エネ性能を高めるほか、一部プランに土間を採用。土間から直接出入りできる洗面洗濯室を設置し、新たな生活様式にも対応する。共用部には、個室のワークブースを取り入れたコワーキングスペースやラウンジ、パーティルームなど多彩な施設を設け、入居者のさまざまなニーズに応えていく。
 販売開始は22年3月末。竣工は1工区が23年8月末、2工区が24年8月末の予定。


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