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地所、豪シドニーのオフィス開発でグリーンファイナンス

 三菱地所(株)は13日、豪州・シドニーで進めているプレミアムオフィス開発事業「Parkline Place」において、グリーンローンによる資金調達の契約を締結したと発表。同社の海外事業におけるグリーンファイナンスでの資金調達は、初となる。

 グリーンローンとは、調達資金の使途を環境改善効果のある事業に限定した借り入れのこと。同ローンの資金を活用し、エネルギーや資源等の利用効率化等に資する環境設計や、建築廃棄物のうち約90%をリサイクル等に回すなどの取り組みを行なう予定。これらの取り組み等を通じ、豪州の不動産環境認証「Green Star」の最高格付けである6つ星の獲得を目指す。

 環境関連の取り組みに加え、「ワークライフマネジメントサービス」や「マインドフルネスサービス」、「パーソナルヘルスサービス」などのサービス提供も検討しており、健康・Well-beingに配慮した国際的な認証である「WELL認証」の取得も目指している。

 借入額はAUD7億ドル(約569億円)。借入期間は、2021年10月~24年3月の予定。


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