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日本橋で国内最大級の宇宙ビジネス展示会/三井不

JAXA宇宙飛行士の野口聡一氏(JAXAブースにて)

 三井不動産(株)は14~17日に、宇宙関係の企業やスタートアップの集積が進む日本橋エリアにおいて宇宙ビジネスイベント「NIHONBASHI SPACE WEEK 2021」を初開催。その一環として14・15日に、日本橋三井ホールで、国内最大級の宇宙ビジネス展示会「TOKYO SPACE BUSINESS EXHIBITION 2021」を開催する。

 同展示会では、国内トップクラスの宇宙スタートアップ企業や宇宙港設置に取り組む自治体、JAXAなど、宇宙ビジネスに関わる約25の企業・団体が集結する。

 三井不動産は、「残しながら、蘇らせながら、創っていく」を開発コンセプトに、官民地域一体となった「日本橋再生計画」を推進。同計画で「豊かな水辺の再生」「新たな産業の創造」「世界とつながる国際イベントの開催」を3つの重点構想として掲げている。そのうち「新たな産業の創造」の注力領域に「宇宙」を設定しており、今回のイベント開催に至った。

 14日にメディア向けに開催したオープニングセレモニーで、同社取締役専務執行役員の植田 俊氏は、「最先端の宇宙ビジネス展示がなされる本展示をメインコンテンツとして、17日まで日本橋エリアでアジア最大級となる宇宙に係るビジネスイベントが集中して開催される。宇宙は夢であるというイメージが先行しているが、もはや夢ではない。日本全国、全世界から宇宙プレイヤーが集まり、ネットワーキングや商談が行なわれ、ビジネスが生まれる。そのような機会を今後も日本橋で作り出していきたい」などと抱負を述べた。

 ゲストとして挨拶したJAXA宇宙飛行士の野口聡一氏は「今年は世界的に民間宇宙ビジネスが花ひらいた年。五街道の起点として、日本の中心だった“日本橋”は、これからはいわば六街道目の起点として、産官学が結集する日本の宇宙ビジネスの中心地となる。これからの宇宙ビジネスシーンを押し上げていくべく、この日本橋のイベントがこの場所で続いていくことに期待したい」などと話した。

テープカットの様子。真ん中が三井不動産・植田専務


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