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八重洲等の飲食店で、換気状況可視化の実証実験

 東京建物(株)は21日、ピクシーダストテクノロジーズ(株)(以下、PxDT)と共同で、同社が開発した感染症対策CO2センサーソリューションの実証実験を開始したと発表した。

 新型コロナウイルス感染症の行動制限も段階的に緩和され、飲食店などを利用する人も増加する中、店舗を運営する人や顧客が換気状況を目で確認でき、室内の換気状態を適切に維持できるなど、運営・利用者双方の安全・安心につながる施設を構築を目指し、実証実験を開始する。

 実証実験では、PxDTが開発した「magickiri CO2」を八重洲・日本橋・京橋の複数飲食店舗に試験導入。室内の換気状態を適切に把握し、簡単に使えるCO2センサーソリューションで、機器をコンセントに挿すだけで使用が可能。CO2濃度の表示を含め環境の状況を分かりやすくモニターに表示する他、「magickiri™」の開発過程において得られた感染症対策の知見によって、専門家の監修のものと、感染リスクを評価する独自指標も定めている。

 また、実証実験に協力した飲食店を利用した顧客に対しては、「magickiri™ CO2」により換気の状況が可視化されたことで、実際に安心して飲食できたかをアンケート。今後、飲食店支援の方策を探っていく。

換気モニターとその画面


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