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東急不、学生向け物件で近大と共同研究

 東急不動産(株)と近畿大学は、2022年に開業予定の学生向け賃貸物件「キャンパスヴィレッジ大阪近大前」(大阪府東大阪市、総戸数251戸)において産学連携共同研究を実施する。

 「学生目線の販促活動および入居者同士の交流創出の仕組み作り」がテーマ。近畿大学経営学部経営学科教授の布施匡章氏のゼミが参画し、学生目線での入居者の販促活動、入居後の学生間のコミュニケーション作りの支援を行なうことで、ユーザーである学生から見た同物件の魅力を向上させることが狙い。同プロジェクトでは、21年に4回にわたりワークショップを開催し、各テーマにおける施策に関し議論してきた。最終提案では、学生同士の交流促進に向けて同じ趣味同士が集うキャンパスヴィレッジ内サークルや、授業教材や過去試験問題をアーカイブしたシェアライブラリー等の提案があり、今後は各案を同物件に導入すべく、検討を進めていく。なお、学生の提案を受け、1月より同大学学生によるデジタル広告による販促活動を開始する。

 同物件は、近鉄大阪線「弥刀」駅徒歩12分、近畿大学より徒歩9分に立地する。


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