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21年度の木造HC、合格者は366人

 (一社)日本木造住宅産業協会は12日、2021年度「木造ハウジングコーディネーター(木造HC)」資格試験の結果を発表した。

 木造ハウジングコーディネーターの講習会および資格試験は、住宅営業・技術担当者をはじめ、住宅事業に携わる人に必須の知識取得を目的に、01年から実施している。今回で21回目。

 今回の講習会は10月7日から11月3日までオンライン配信形式で実施。257人が受講した。試験は、21年12月1日に全国34都道府県・107会場(パソコンセンター)で実施。受験者485人のうち366人が合格し、合格率は75.5%(前年度比1.3ポイント低下)。合格点は400点中271点、最高得点は396点。試験開始からの累計合格者は6,347人となった。

 同日開催した表彰式(オンライン)では同試験をトップで合格した上位7人を表彰した。表彰者からは「提案力向上に役立てたい」「基礎的な知識を習得でき勉強になった」などのコメントがあった。

 式典で挨拶した同協会専務理事の越海興一氏は、「木造ハウジングコーディネーターを住宅業界のTOEICと位置付けている。営業・技術、両方の共通知識を習得いただくことで、お客さまへのより良い提案につなげていただきたい。共通知識の持った資格者を増やすことで、コロナ禍であっても事業者や担当者同士コミュニケーションが取りやすい環境づくりに寄与できれば」などと述べた。


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