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日本橋・豊洲エリアのグリーン電力化を推進/三井不他

 三井不動産(株)、電源開発(株)(以下、「Jパワー」)、三井不動産TGスマートエナジー(株)(以下、「MFTG」)は12日、オフィスビル等における「FIT非化石証書」(以下、「証書」)へのトラッキング付与に係る個別合意に関する契約を締結したと発表。日本橋・豊洲エリアで三井不動産と東京ガス(株)が推進する「スマートエネルギープロジェクト」において電力供給を行なうビルを対象に、1月より新たにグリーン電力の提供を開始したことを明らかにした。既存ビルを含めた周辺地域に電力を供給する特定送配電事業における電力グリーン化は国内初。

 MFTGが、三井不動産等に供給する電力をグリーン化するため非化石価値取引市場で証書を調達する際、Jパワーグループからトラッキング情報の提供を長期安定的に受け取ることを3社で合意したもの。この連携により、MFTGが電気を供給する「日本橋室町三井タワー」等4棟のビル(三井不動産の共用部持分)にグリーン電力の供給を開始。順次対象ビルを拡大していく。4月より、オフィスビル等に入居するテナント企業にも要望に応じ、グリーン電力提供サービスを開始する予定。

 三井不動産グループは、2050年の脱炭素・ネットゼロ実現に向け、さらなる再エネ活用の連携を強化していく考え。


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