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グループ事業を再編/野村不HD

 野村不動産ホールディングス(株)は27日、野村不動産(株)を存続会社とし、野村不動産ビルディング(株)を消滅会社とする合併を発表した。効力発生日は2022年4月1日。

 同社グループは、約10年間にわたり区域面積約4.7haに高さ約235m、延床面積約55万平方メートルのオフィス・ホテル・商業施設・住宅からなる大規模複合開発「芝浦一丁目プロジェクト」(東京都港区)を進めている。

 同プロジェクトは「浜松町ビルディング」の建替事業で、野村不動産と野村不動産ビルディング、東日本旅客鉄道(株)の3社が共同の事業主体となり、21年10月に着工。同プロジェクトの推進体制を強化するとともに、同社グループとしての開発・賃貸・運営機能の最適化を図るため、両社を統合することとした。

 また同日、同社グループのホテル運営会社である野村不動産ホテルズ(株)と(株)UHMの合併も発表。野村不動産ホテルズが存続会社となる。効力発生日は4月1日。

 同社グループでは、17年に野村不動産ホテルズを設立。18年より「NOHGA HOTEL」ブランドを展開してきた。また、19年には、「庭のホテル 東京」等を運営するUHMの全株式を取得。両ブランドを中心にホテル事業を行なってきた。

 今回の統合は、両社の運営ノウハウや人材の融合をさらに深め、ホテル・ブランド間の相乗効果を最大化。さらなるサービス向上を図っていく。


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