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福岡のPark-PFIによる施設、3月15日に開業

最大直径約6mの球体テントのイメージ。1基あたり4人の利用を想定

 三菱地所(株)、積水ハウス(株)、(一財)公園財団、(株)オープン・エーは、Park-PFI事業で国営公園「海の中道海浜公園」(福岡市東区)に整備した滞在型レクリエーション拠点を、3月15日に開業する。Park-PFI事業による国営公園の開業は日本初。

 同公園は、面積約350ha、JR九州香椎線「海ノ中道」駅より徒歩15分に位置。国土交通省九州地方整備局がPark-PFIを活用して公募した「海の中道海浜公園官民連携推進事業」の共同事業体として4者が選定され、整備を進めてきたもの。公募敷地面積約159ha、公募対象公園施設の面積は約2万5,000平方メートル、特定公園施設の面積は約7,000平方メートル。宿泊施設、温浴施設、飲食施設等で構成する。

 4者はパーク・ツーリズムをテーマに、滞在型レクリエーション拠点を整備した。公園そのものが観光の目的地となるよう、宿泊施設(球体テント13棟・アウトドアリビング12棟・シーサイドキャビン3棟・ヴィラ棟1棟)や、高さ約17mのアスレチックタワー、レストラン等を開発。カヌーやホーストレッキング等の多様なアクティビティを組み合わせて展開し、「憩う」「学ぶ」「遊ぶ」体験を提供する。

 事業期間は20年間。41年3月に運営を終了し、同年7月に更地返還する予定。


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