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名古屋で次世代型先端オフィス初弾/NTTUS

「アーバンネット名古屋ネクスタビル」外観

 NTTアーバンソリューションズ(株)、NTT都市開発(株)は1日、複合ビル「アーバンネット名古屋ネクスタビル」(名古屋市東区)を竣工したと発表した。

 地下鉄桜通線・名城線「久屋大通」駅より徒歩1分に立地。敷地面積約1,934平方メートル、延床面積約3万312平方メートル、鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造地上20階地下1階建て。ワンフロア約330坪のオフィスや、約10~30坪の家具付きスモールオフィス、東海初進出となる同社シェアオフィス「LIFORK」、カンファレンス、商業施設等で構成。次世代型先進オフィスビルの初弾物件として、NTTグループのデジタル基盤を生かし、ワーカーの多様な働き方を支援する。

 入居テナントを対象に自社開発のアプリ「tocoto」を初導入。共用部の飲食店や屋上スカイテラスの混雑状況を表示し、ワーカーが目的に応じて働く場所を選択できるようにする。ラウンジにはサイネージ等を設置し、入居企業の社員のプロフィールや在籍状況を表示。共通点や仕事内容をきっかけに、交流・共創が生まれる場を提供する。また一部フロアでは、第5世代移動通信システムである「5G」を整備。快適な通信環境も提供していく。

 環境対策としては、共用部・専有部すべての商用電力でトラッキング付き非化石証書を利用。NTT都市開発が新規開発したビルでは初となる、竣工時から実質再生可能エネルギー100%の物件となる。入居企業は実質CO2排出量ゼロの電気を利用できる。

 今後も最新のICTツールを随時導入することで、時代に変化に合わせて機能をアップデートしていく。また同物件に隣接する「アーバンネット名古屋ビル」、商業施設「Blossa」も含めて街区全体の人流データ等を活用し、就業者や地域住民に快適な都市環境を提供していく。

2階「LIFORK」ラウンジ
スカイテラス


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