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横浜・幸浦の物流施設、初弾を竣工/ESR

「ESR横浜幸浦ディストリビューションセンター」外観
倉庫スペース

 ESR(株)はこのほど、マルチテナント型物流施設「ESR横浜幸浦ディストリビューションセンター」(横浜市金沢区)を竣工。3日、メディア向けに内覧会を開催した。

 横浜臨海部で推進する、物流施設4棟の開発プロジェクトの初弾物件。計画地全体の敷地面積は約30万平方メートル。横浜横須賀道路「並木IC」より約2.5km、首都高速湾岸線「杉田IC」より約3km。金沢シーサイドライン「並木北」駅より徒歩9分に立地。

 今回の物件の敷地面積は約9万279平方メートル。建物は、延床面積約19万5,998平方メートル、鉄筋コンクリート造地上4階建ての免震構造。上部躯体の大梁・小梁には、トルコ共和国で製造されたプレストレスト・コンクリート(PC)部材を使用。トルコ製のPC部材を採用した物件は、国内初となる。賃貸面積は約17万4,738平方メートル、最小賃貸区画は約3,045平方メートル。

 倉庫スペースは、柱スパン11m×11.1m、床荷重1階2t/㎡、2~4階1.5t/平方メートル。トラックバースは1階55台、2~4階50台を確保した。ドッグレベラーや荷物用エレベーター、垂直搬送機も完備。上下階を結ぶランプウェイも設置した。

 4階には、北側・南側それぞれにラウンジを設置。大開口の窓から横浜の海が望める開放的な空間を創出し、ワーカーのリフレッシュゾーンとして提供する。キャッシュレス決済に対応した24時間営業の売店も備える予定。1階には39人収容の託児所も設置し、働きやすい環境作りにも配慮した。また敷地内にあった保存林を再生。託児所の子供たち向けに遊具等も整備した。祝日、休日には近隣住民にも開放していく考え。

 現在リーシング中でテナントは未定。2期工事は2021年7月着工しており、23年1月竣工予定。3、4期のスケジュールは未定。

4階北側ラウンジ
1階託児所
敷地内にあった保全林を再生。遊具等も整備した


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