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マニラ中心部でオフィスビル開発事業に参画/双日

「The Yuchengco Centre」外観パース

 双日(株)は8日、フィリピン大手財閥ユーチェンコグループ傘下の主要企業House of Investments, Inc.(HOI)が進めるオフィスビル再開発事業「The Yuchengco Centreプロジェクト」に参画すると発表。HOI傘下の特別目的会社San Lorenzo Ruiz Investment Holdings & Investment Holdings & Services, Inc.(SLR)に対し、約60億円の増資引き受けおよび株式取得を行なった。

 HOIグループが保有・運営しているMapua Universityの建物の老朽化・移転に伴う跡地を利用した再開発事業。首都マニラのマカティ市中心部に位置し、敷地面積8,371平方メートル、延床面積8万3,710平方メートル、地上27階地下3階建ての大規模オフィスビルを建設する。敷地の形状を最大限活用し、マニラ首都圏のオフィスビルにおいて最大級の基準階賃貸面積約4,000平方メートル (約1,210坪)となる予定。

 デザインコンセプトの構築は、日本最大手の建築設計事務所の日建設計を起用した。建物と敷地利用についての環境配慮認証システムであるLEED認証、健康とウェルネスに焦点をあてた性能評価システムであるWELL認証の取得も目指す。2022年3月に着工し、25年6月に完工、賃貸・運営開始予定。

 双日は、ユーチェンコグループおよびHOIをフィリピンでの事業展開における戦略的パートナーとして位置づけており、今後さらなる協業・共創の可能性を追求・模索していく方針。


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