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米・アリゾナ州で賃貸住宅を取得/日鉄興和不

取得した賃貸住宅

 日鉄興和不動産(株)は14日、米国現地法人(NSKRE US Corporation)を通じて、アメリカアリゾナ州スコッツデール市郊外において、賃貸住宅(総戸数150戸)を取得したと発表。米国事業再開後初の案件となる。

 同物件は、半導体関連産業等の集積が進み、今後も人口の増加が見込まれるフェニックス都市圏の商業・観光の中心で、富裕層の避寒地としても知られるスコッツデール市郊外のファウンテンヒルズに位置。昨今のライフスタイルの変化で需要の高まっている2ベッドルーム(平均約100平方メートル弱)の住戸のみで構成されているため、幅広い需要を見込んでいる。

 Continental Realty Assets社との共同事業。建物は1998年築。木造2~3階建ての9棟からなる、敷地面積は約3万9,000平方メートル、賃貸面積は約1万4,500平方メートル。プールやジム、ラウンジを併設している。今後、住戸の内装等のリノベーションを行なっていく。

 日鉄興和不動産は、1970~2000年代初頭まで米国で不動産事業を展開。12年の経営統合後、海外事業を再開し、今回、米国不動産市場へ再参入した。
 今後も人口流入が見込めるサンベルトの都市において賃貸住宅を取得し、改装して価値を高めるバリューアップ事業から着手し、徐々に事業分野を徐々に拡大していく考え。


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