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地所リアル、プラットフォーム事業に参入

 三菱地所リアルエステートサービス(株)は14日、居住用不動産売買の検討者と仲介担当者のダイレクトマッチングサービス「タクシエ(TAQSIE)」を4月中旬に開始すると発表した。同社初のプラットフォーム運営事業。

 売買を検討するエンドユーザーがニーズに応じて、「得意分野」「経験年数」「成約実績」などの公開情報から仲介担当者を選ぶプラットフォーム。同社はプラットフォームの運営に専念し、営業担当者はプレーヤーとしては参加しない。今後、同社と過去に取引実績のある同業他社の営業担当者に参加を呼び掛けていく。

 個別性の高い不動産売買においては仲介担当者の能力が取引の成否を左右する傾向が強い。しかし、ユーザーが仲介を依頼する会社だけでなく、個人の営業担当者も選べるようにする。同社では、事前にダイレクトマッチングの実証実験を実施。実験に参加したエンドユーザーから高い評価を得たことから事業化に踏み切った。

 今後、東京23区を中心にサービスを展開し、順次購入者向けサービスや展開エリアを拡大していく考え。また、同サービスを起点として、オンライン取引や周辺領域との連携も視野にプラットフォーム事業を進めていく。


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