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埼玉・加須にマルチテナント型物流施設/ESR

「ESR加須ディストリビューションセンター2」完成イメージ図

 ESR(株)は9日、マルチテナント型物流施設「ESR加須ディストリビューションセンター2」(埼玉県加須市)の地鎮祭を執り行なった。

 東北自動車道「加須」ICより約6.2kmに位置。東武鉄道伊勢崎線「加須」駅まで5.6kmの距離にあり、同駅を経由するコミュニティバスの利用により、公共交通機関での通勤も可能。敷地面積4万9,600平方メートル、延床面積10万5,300平方メートル、耐震構造4階建て。全国で32件目、埼玉県内では6件目のプロジェクト。

 一方通行のスロープで3階まで直接アクセスすることができ、1階は建物両面に、3階は中央車路を挟んで両側に奥行き14mを確保したトラックバースを配置。計108台の大型車を接車することができる。また、敷地内に大型車の待機スペースを十分に確保し、安全性に配慮した効率的な入出庫オペレーションを実現する。
 ワーカーの安全で快適な就労環境を提供するため、車両とワーカーの動線を分離。3ヵ所に分散させて事務所・共用部を配置したフロア設計とし、ラウンジも3ヵ所設置。人材確保の施策として、265台以上の駐車場を用意する。

 環境にも配慮し、全館LED照明や環境配慮型照明システムを採用。自家消費型太陽光発電システムも導入する予定。BCP対策については、非常用自家発電設備を備え、停電時でも防災センター、荷物用エレベーター、電動シャッター、トイレ等が一定時間使用できる。

 竣工は2023年5月31日の予定。


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