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滋賀のマンションで、住宅で初のFitwel認証を取得

「プラウドシティ大津京」外観イメージ

 野村不動産(株)は、開発中の新築分譲マンション「プラウドシティ大津京」(滋賀県大津市、総戸数357戸)において、「Fitwel(フィットウェル)認証」を取得したと発表。Fitwel認証の取得は、国内で2例目で、分譲マンションを含めた住宅での取得は国内初。

 Fitwel認証とは、⽶国疾病予防管理センター(CDC)と⽶連邦政府⼀般調達局(GSA)が主導して2017年に開発したもので、建物を利用する人の健康性を評価・認証するシステム。同物件では、近隣の公共交通機関や商業施設等の利便性、緑や遊び場の充実のほか、建物共用部への階段利用を促すステッカーやヨガスペースの設置等が評価された。

 同物件は、JR湖西線「大津京」駅徒歩11分に立地。敷地面積8,157.21平方メートル、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地上15階建て。

 共用部には地域住民が利用できるラウンジを設けるほか、近隣の商業施設「ブランチ大津京」との連携によるイベント開催などで、地域コミュニティの形成を図る。また同ラウンジのほか、メインエントランスホール、スタディルームには、滋賀県産木材(スギ)を活用。断熱性を高めた設備設計と全住戸へエネファーム採用により、低炭素認定を取得している。住戸の間取りは2LDK~4LDK、専有面積が68.83~174.16平方メートル。

 2月下旬より第1期販売を開始。販売戸数が100戸で、約7割に申し込みが入っている状況、最高倍率は3倍。購入者は、20~70歳代と幅広く、大津市在住者が4割を占めた。現在、31戸を先着順で販売。価格が2,898万~1億4,758万円。

 竣工は23年11月中旬、入居開始は24年1月下旬の予定。


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