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九段会館建て替えPJ、施設名は「九段会館テラス」に

「九段会館テラス」外観イメージ

 東急不動産(株)と鹿島建設(株)は31日、共同で推進している「(仮称)九段南一丁目プロジェクト」の施設名称を「九段会館テラス(KUDAN-KAIKAN TERRACE)」(東京都千代田区)に決定したと発表した。

 登録有形文化財建造物である旧九段会館を一部保存しながら、オフィス・店舗等に建て替えるプロジェクト。東京メトロ半蔵門線・東西線、都営新宿線「九段下」駅徒歩1分に位置。敷地面積約8,765平方メートル、延床面積約6万8,036平方メートル、鉄骨造・鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造地下3階地上17階建て。今年7月竣工予定。

 帝冠様式を最も表している建物北側と東側部分はL字状に保存し、保存部分と新築部分の境界線はあえて切り分けずに融合するデザインを採用。保存部分の地下1階から5階の低層階を中心に、オフィスワーカーの多様な働き方を支える付帯施設を整備する。

 地下1階・地上1階に、東急不動産が展開する会員制シェアオフィス「Business-Airport Kudanshita(ビジネスエアポート九段下)」を開業。サービスオフィス54室のほか、シェアワークプレイスやミーティングルームも備える。地下1階には、公益食堂「九段食堂 KUDAN-SHOKUDO for the Public Good」を併設する。

 2~4階は、旧九段会館の歴史を受け継ぐ2つの宴会場と、8つの会議室から構成される「九段会館テラスコンファレンス&バンケット」を開業。約20~40坪の小規模オフィス「九段会館テラス Classic Office」も用意する。また、オフィスワーカーの健康をサポートする4つの診療科と薬局からなるクリニックモールを地下1階に設置。1・5階には飲食店舗やコンビニエンスストアも開業する。


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