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東急(株)、(株)シグマクシス・ホールディングスは6日、新たな郊外まちづくり「nexus構想」の初弾となる「nexusチャレンジパーク早野」(川崎市麻生区)をマスコミに公開した。開業は7日。
「nexus構想」とは、多摩田園都市エリア(田園都市線「梶が谷」駅~「中央林間」駅)エリアのうち横浜市青葉区および川崎市宮前区周辺において、郊外生活者のニーズを基に、職・住・遊・学が近接・融合した「歩きたくなるまち(walkable Neighborhood)」の創出を目指す取り組み。実現に向けては、行政や多様な企業をバディ(仲間)とし、共にまちづくりや実証実験を行なっていく。
初弾となる「nexusチャレンジパーク早野」は、「虹ヶ丘団地」(川崎市麻生区)と「すすき野団地」(横浜市青葉区)に近接する東急保有の未利用地を活用して開発した。会員制のシェア農園「Niji Farm(ニジファーム)」では、畑を区画割りせず皆で同じ畑で野菜を育て、収穫し、食べるという農体験を提供。そのほか、近接する森林木材を活用し、焚き火を楽しみながら火の使い方を学べる「Fireplace(ファイヤープレイス)」、養蜂や腐葉土づくり、カブトムシの育成など自然の生態系を学べる「生き物の森」、マルシェや個展、フリーマーケット等で活用できるトレーラーハウス「nexus Lab(ネクサスラボ)」など、「食と農」をテーマに地域住民の共助を促進する多様なコンテンツを用意した。
7日より利用者募集を開始。コミュニティ農園など一部施設は有料となる予定だが、当面は無料で地域に開放して認知を図り、夏頃を目途に有料化する考え。併せてバディの本格募集も開始し、企業や行政とコラボレーションした新たな仕掛けを随時導入し、施設をアップデートしていく。
今後は、「エネルギー」「モビリティ」「資源循環」「ウェルネス」「教育」といったテーマでも、共助の拠点や仕組みを構築していく考え。
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