（株）サンケイビル、東急不動産（株）は8日、「（仮称）箱根仙石原ホテルコンドミニアム・ホテルレジデンス」（神奈川県足柄下郡箱根町、客室数63室）の開発に着手すると発表した。一般販売は2022年6月初旬に開始する予定。
ホテルコンドミニアム（38室）とホテルレジデンス（25室）で構成。ホテルレジデンスは、2018年6月に施行された「住宅宿泊事業法」（民泊新法）に基づき企画開発するもの。オーナー（購入者）がホテルの1室を所有し、運営会社（（株）リロバケーションズ）と賃貸借契約を締結。オーナーは自身が利用しない年間180日を運営会社が客室提供することで、賃料収入を得る仕組み。オーナーは残りの185日間を無料で自己利用できる。同商品は民泊新法を活用した国内初の商品となる。
ホテルコンドミニアムは、オーナーが所有する1室を運営会社との賃貸借契約に基づき賃貸。オーナーは、年間100日を上限に特別料金で自己利用でき、自身が利用しない日に関して運営会社に客室として提供。運営会社は提供された客室を一般利用客に販売する。
箱根登山バス「仙石原小学校前」バス停下車徒歩1分に位置。敷地面積約6,746平方メートル、本館が鉄筋コンクリート造地上4階建て、温泉棟が同地上1階地下1階建て。延床面積は約6,272平方メートル。居室はいずれも浴室・キッチン・洗濯機（ホテルレジデンスのみ）などを備え、長期滞在のニーズに対応。居室面積は約50平方メートル台～80平方メートル台を確保し、最大4～6人が利用できる。
竣工・引き渡しは23年秋を予定。