不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

国産CLT材を活用したプレハブ住宅を販売

「MOKUWELL HOUSE」モデルハウス外観

 MEC Industry(株)は、国産材のCLTパネルや2×4材を活用したプレハブ戸建住宅「MOKUWELL HOUSE(モクウェル ハウス)」の販売予約受付を1日より開始。9日、モデルハウス(鹿児島県姶良郡湧水町)をオープンする。

 MEC Industryは、三菱地所(株)、(株)竹中工務店、(株)南国殖産を始めとした資材生産・施工など建築における木材活用に取り組む関連企業7社の出資を受け、2020年1月に設立した会社。建築用木材の生産、加工、販売までを一貫して行なうことで、低価格かつ高品質な住宅商品の提供を目指している。

 「MOKUWELL HOUSE」は、床・天井に高強度かつ高断熱・耐火性能を有するCLT材を、壁面に耐震性に優れた2×4パネルを活用。一般的な住宅建築の流れを見直し、すべての工程を単独自社で行なうビジネスモデル「統合型最適化モデル」を構築することで中間コストと現場作業人工を削減し、1棟(約100平方メートル)1,200万円程度(主要建物税抜き価格)の低価格での提供を実現した。工期は1ヵ月程度。

 ラインナップは「Smart」と「Cozy」の2種類。間取りは延床面積72.90平方メートルと97.82平方メートルの2種類を中心に24種類と多彩なバリエーションを用意した。

 鹿児島県、宮崎県、熊本県の3県を皮切りに初年度100棟、竣工時には年間300棟を目標に展開していく。


最新刊のお知らせ

2024年5月号

住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには? ご購読はこちら