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虎ノ門・麻布台“ヒルズ”、メインタワーが上棟/森ビル

上棟したA街区

 森ビル(株)は21日、日本郵便(株)とともに参加組合員として参画する「虎ノ門・麻布台プロジェクトA街区」(虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業A街区)を上棟した。

 「虎ノ門・麻布台プロジェクト」は、同社開発の「アークヒルズ」に隣接し、「六本木ヒルズ」と「虎ノ門ヒルズ」の中間に立地する。区域面積約8.1ha、敷地面積約6万3,900平方メートル、延床面積約86万1,500平方メートル。A街区ほかB-1・B-2・C街区を開発する計画で、住宅(約1,400戸)、オフィス(約21万3,900平方メートル)、商業施設(約150店)、ホテル(約120室)、インターナショナルスクール、文化施設などで構成。約6,000平方メートルの大規模な中央広場も一体的に整備する。2019年8月に着工。23年3月に竣工する予定。総事業費は約5,800億円。

 今回上棟したA街区は、敷地面積約2万4,100平方メートル、延床面積約46万1,400平方メートル、鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造鉄筋コンクリート造地上64階地下5階建て。

 7~52階は、総貸室面積約20万4,000平方メートル、基準階面積約4,300平方メートルの大規模オフィスに。最上層の54~64階は、ラグジュアリーリゾートを手掛けるアマンとのパートナーシップによる「アマンレジデンス東京」(総戸数91戸)となり、居住者専用の約1,400平方メートルの「アマン・スパ」も備える。地下1階~4階は商業施設フロアとし、ファッションやインテリア、ウェルネス、レストランなど多彩な店舗を用意する。地下1階~7階はインターナショナルスクール、5・6階は「慶應義塾大学予防医療センター(仮称)」となる予定。

上棟式の様子
鉄骨への名入れの様子(森ビル代表取締役社長の辻 慎吾氏)


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